今回は2年生理系クラスの論理国語の授業見学に行きました。
授業開始から漢字の小テストです。事前に与えられた範囲をきちんと学習していたようで、生徒たちは一生懸命に解いていました。
小テストが終わると生徒たちは個人用PC端末を取り出し、前回までの復習を行います。この授業ではノートはPC内に保存されており、教員からの配付プリントや毎授業のまとめ、生徒からの課題提出もPC上から行っているようです。
今回の授業では「マス言論とは自分が知っている情報をマップするためのメタ情報」とはどういうことかと生徒たちが考えていました。
〈生徒の解答〉
1 自分の知っている情報を重要度で位置づけるための判断材料ということ。
2 マスメディアの情報と自分の知っている情報を比較し、自分の知っている情報の社会での重要度を位置づけること。
3 自分が知っている情報とマスメディアで流れている情報と比べて重要か重要ではないかを図るための材料ということ。
それらをまとめると、新聞やテレビで流れている情報と自分(だけ)が知っている情報を照らし合わせて、流れているものは重要度が高く、流れていないものは重要度が低いと一般的には考えられているのではないかと生徒たちは考察していました。
抽象度の高い文章は繰り返し読んで理解し、理解したことを自分の言葉で言語化するということと、ひらめいたアイデアをそのまま伝えるのではなく、相手を納得させるための筋道を考えてから表現するということが大切なのだと先生は繰り返し指導されているようでした。
最後に、授業で扱っていた教材の筆者、内田樹のファンだという先生から宝物を見せていただきました。どうもありがとうございました。